岩手県の最南端に位置する一関市は人口約10万人。 世界遺産平泉町が隣町としてあり、一関と平泉は岩手県の一大観光産地として栄えてきました。 北上山地の麓として温泉街も有名で県外からも数多くの観光客が訪れます。
日本百景の一つとしても有名な猊鼻渓(げいびけい)。 砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷が続き、両岸には高さおよそ100mの断崖がそびえています。 名物の舟下りでは船頭が唄う「げいび追分」を楽しみながら、渓谷に映える新緑、藤の花、紅葉、こたつ舟での雪景色など四季折々の風景を楽しむことができます。
岩手県の一関・平泉は、伊達藩から伝わったもち食文化が受け継がれている地域。季節の行事や人生の節目など、ハレの日にはもちが食べられてきました。 特に一関・平泉地方は、多彩な餅料理があり、近年の創作料理を含めて300種類を超える餅料理があると言われています。この食文化は、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」のひとつに認定。 さらに農林水産省が認定する「食と農の景勝地」にも、全国で初めて選ばれました。